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注文住宅の建て替えにかかる費用の内訳は?わかりやすく解説

親の代から暮らしている家が老朽化してしまい建て替えを考えている方や、子供たちが実家を巣立ち、終の棲家として住宅を建て替えたい方など、様々な理由で住宅の建て替えを考えている方も少なくないのではないでしょうか?今回の記事では、注文住宅の建て替えにかかる費用について解説していきたいと思います。

家の建て替えを行う際の主な費用は4つ

家の建て替えを行う際にかかる主な費用は次の4つです。

  1. 前の古い家を解体するための解体費用
  2. 新しい家を建てる建築費用
  3. 建て替えの際に必要となる税金や申請費
  4. 建て替え期間中の暮らしの費用

これらの4つの費用について解説していきたいと思います。

①前の古い家を解体する費用

建て替えに際してまずは、古い前の家を解体しなくてはいけません。そのために解体業者へ依頼をして、実際に解体をしてもらいます。解体費用には解体に際して必要な人件費や設備費だけでなく、解体した資材の廃棄処分費用も大きくかかります。特に、古い家だとアスベスト等が使用されている場合もあり、その際は産廃処分のためのコストが大きくかかったりすることもあります。

解体する業者の選び方については、自ら探す方法もあれば、新しく家を建てる会社に業者の紹介を依頼する方法もあります。業者によって費用も様々ですので、見積もりをしっかり取る必要があります。一般的に木造住宅よりも鉄骨造住宅のほうが解体にかかる費用が高額になる傾向があります。

②新しい家を建築する費用

古い前の家の解体が終わったら、次は新しい家を建てる段階に入ります。新しい家の建築費は主に次の3つに分かれます。

  1. 建物工事費
  2. 付帯工事費
  3. 諸経費

また、解体が完了した段階で、地盤調査を行う費用や、必要に応じて地盤改良工事が必要になる場合もあります。

③建て替えに際して必要な税金・申請費等

3つ目の費用は建て替えに必要となる税金や申請費です。新築住宅を建てる際にも様々な税金や申請費がかかりますが、建て替えの際には「滅失登記」という申請が必要となります。

建て替えをする際には古い前の家の登記を抹消する必要があり、建物を解体した後、建物滅失登記申請書を作成し1か月以内に法務局で申請を行わなければなりません。この申請を代行してもらうための費用が別途発生することを覚えておくと良いでしょう。

④建て替え期間中の暮らしに関する費用

建て替え工事期間中には、仮住まいを見つける必要があります。新居で必要な家具類をすべて持ち込む広さが仮住まいにない場合は、家具類を貸倉庫やトランクルームなどに保管しておく必要も出てきます。

また、学校に通うお子様がいる場合は、できるだけ同じ学区内での仮住まいを探さなければなりません。ペットを飼っている場合は、ペット可の物件でなければなりません。車を所有されている方は駐車場の確保も必要となってきます。

家族の人数や状況に合わせた住まいとなると、ある程度の制約が出てきます。仮住まいのような短期契約ができる物件は実は多くはなく、マンスリーマンションやホテル、賃貸物件などです。また可能であれば実家などの親戚を頼るのも考えておくと良いでしょう。

建て替えを行うメリット

建て替えには様々なメリットがあります。リフォームと違って、建物の基礎ごと解体して新たに家を作り直すことで既存の家の様々な不満点を改善できることになります。それでは実際にはどのようなメリットがあるのでしょうか?解説していきたいと思います。

制限が少なく、今の状況に合わせた家造りができる

前述のとおり、リフォームと比べて自由度の高い家づくりができるので、新たにお子様ができた、逆に子供が巣立った、両親から家を相続した等の様々な状況に合わせて間取りなどを考えた家づくりが可能となります。

耐震性や断熱性を大きく向上させることができる

昔と比べて現在の住宅の耐震性や断熱性は大きく向上しています。安全に、健康に暮らすためにも建て替えの際に耐震性、断熱性を向上させる工事を行うことをお勧めします。

本メディアを運営している健康住宅グループでは外断熱工法や窓にトリプル樹脂サッシを用いるなど健康に暮らせる断熱性を有した家づくりや、高減衰ゴムや制震ダンパを用いた安全に暮らせる家づくりを得意としています。家の建て替えの際には、お気軽にご相談ください。

健康住宅株式会社
健康住宅株式会社は福岡県内を中心に年間100棟を超える注文住宅を建てる会社です。 福岡県内で住宅に関わるプロとして、家を建てることを検討している全ての方へ役立つ情報を発信します。