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ハウスメーカーと工務店の違いは?それぞれの特徴を解説

注文住宅を建てる際に全てをハウスメーカーに頼むか、工務店に頼もうか迷う方は多いのでははないでしょうか。

様々な種類の中から自分の好みを選ぶことができるハウスメーカーか、使用やプランに制限がなく希望を実現しやすい工務店なのか、初めて家を建てる方はなおさら迷いますね。

そんな「ハウスメーカー」と「工務店」の違いについて解説していきます。

ハウスメーカーの特徴を解説

ハウスメーカーは全国に数多く存在しています。
ハウスメーカーと言っても全て同じではないので、まずはハウスメーカーとはなにかを見てきましょう。

全国展開を行い均一のクオリティを提供する

ハウスメーカーは全国に支店や営業所をもつ大手企業などを言いますが、全国展開するために家を規格化し商品として売っています。

土地探しや資金計画、各種手続き、アフターサービスなどシステム化されており、大手ハウスメーカーは耐震技術や免震構造、断熱など省エネな家づくりも活発化しています。
2020年から「改正省エネ基準制度の義務化」が始まりますので、2020年以降に家を建てる方は気をつけましょう。

また、ハウスメーカーの中では自社のオリジナル製品を出している企業も増えてきており、大手企業が多いのでブランドに傷がつかないよう、品質の高いものであることは間違いないでしょう。
ハウスメーカー でも一定の範囲内でしたらカスタマイズができるので品質のいい、満足いく家づくりができるかと思います。

仕様が決まっているセミオーダー形式が多い

ハウスメーカーの中でも規格住宅とセミオーダー住宅があります。
規格住宅の特徴として

  • 高品質でも費用がかからない
  • 間取り、外壁、屋根などを複数の選択肢から選ぶ
  • 打ち合わせ時間を短縮できる
  • トラブルが起きにくい

規格が決まっているのでイメージが湧きやすく、選択肢の幅が広いため自分の好きなテイストにすることが可能になります。
また、忙しくて打ち合わせの時間が取りにくい方や間取りにこだわりがない方は費用も抑えられるので規格住宅がいいのではないでしょうか。

次にセミオーダー住宅の特徴を説明します。

  • 構造だけが決まっていて間取りや部屋数も変更可能
  • 外壁やキッチン、バスルームなど住宅設備の仕様は決められた中から選択する
  • 規格住宅と注文住宅のいいとこ取り
  • 変形、狭小敷地には不向き

大手ハウスメーカーの多くはセミオーダー住宅を販売しているので安心感もあり、規格住宅で制限されている間取りを変更できるので自身のライフスタイルに合わせた家づくりが可能になります。
ある程度自由に選ぶことができるので、こだわりが強いと追加料金がかかってしまい注文住宅と変わらない費用になってしまう可能性があるので気をつけましょう。

規格住宅もセミオーダー住宅もモデルハウスやカタログが充実していますし、実際に施工した家の内覧会などもあるので参考にできます。情報収集する時間も取っておくと失敗も少なくなるでしょう。

提携する施工会社が多数。同じハウスメーカーでも施工会社によってクオリティはピンきりな場合も

ハウスメーカーのほとんどは契約をするまでハウスメーカーの営業が行い、施工は下請け会社が施工します。
下請け会社はハウスメーカーと契約しているその地域の工務店なので、技術力もピンキリになってしまいます。

ハウスメーメーカー選びで間違わないためには複数社から見積もりを取り費用を比較したり、担当者の説明力や対応力など誠実さなどで見極めていきましょう。
建てたい家のイメージを理解しているか、そのイメージが現場の施工会社にしっかり伝わっているかなど調整役として役割を果たしている人がいるハウスメーカーは安心です。

また、建築中の施工現場を見ることが出来るかどうかも、良い家づくりに欠かせないポイントです。

なんとなく信頼できるではなく、根拠のある信頼ができる企業選びをしてください。

工務店の特徴を解説

ハウスメーカーのことがわかりました。次に工務店について見ていきましょう。
また、自分の建てたい家はどちらに頼んだ方がいいのか比較してみてください。

地域密着型で得意分野に特徴がある

地域密着型の工務店はその地域の特性をよく理解しています。どう建てれば長く維持できるかなど周りに適した家づくりが可能になり、アフターメンテナンスも手厚く行なってくれる工務店がほとんどです。
世代を超えて永く付き合っていくことができるでしょう。

地域密着型だからこそ細かい要望が通りやすかったり、その地域でずっと作業している職人さんが多いため少ない費用でどう家を建てられるのかも知っています。
また、工務店でも新築住宅が得意な場合とリフォームが得意な場合があり、新築のみやっている工務店は強みを持っているので家づくりに真剣に向き合っている会社と言えるので、どんな強みで他社と差別化しているのか確認しましょう。

お客様に合わせたフルオーダー形式が多い

工務店はハウスメーカーと違い、仕様やプランがないことがほとんどなので要望が通りやすく、高い技術や知識のある工務店は、インナーガレージ、スキップフロアなど大手ハウスメーカーでは高額になりがちな特殊な形状も対応してくれます。
また、その地域の気候や特徴をよく知っているため、工務店の方から提案をしてもらえることもあります。

フルオーダーとなると全て自分で決めたり、工期が長くなったりなどデメリットもありますが担当者としっかりコミュニケーションを取っていれば完成後にイメージと違うということもないでしょう。

施工も社内で一貫して行っていたり、また提携する施工会社が限られているので、施工のクオリティは安定する

工務店でも施工は下請け会社に流しているところがあります。トラブルが起きた際にどちらの責任になるのか不透明になってしまい、もめるケースも少なくはありません。
そういったことからも一貫性のある工務店の方が家づくりに対し責任能力も高く、信頼をおけると言えるでしょう。


ハウスメーカーと違い、工務店では窓口からアフターメンテナンスまで一人の担当者が親身になって話を聞いてくれるので気軽に相談ができ、トラブルも少なくなります。

一方、工務店によって品質や保証にばらつきがあるので、会社選びが大切

やはり、大手ハウスメーカーと比べてしまうと工務店は品質や保証など気になる方は多いのではないでしょうか。

簡単にチェックできるのは、ホームページです。
ホームページで家づくりに対して何を大切にしているか、品質などチェックしましょう。
定期的に更新されていることも重要です。

また、知人に工務店を紹介してもらうのも一つの手段です。実際に家を建てた知人が紹介してくれる工務店は信頼をおけます。口コミもありますが、その人の好みや工務店との相性など口コミを書く人の基準になってしまうので知人に聞く方が安心です

工務店の中で一級建築士や一級施工管理技士など有資格者の在籍数が多く、質問に対してもスムーズに回答してくれる工務店は信用できます。
疑問に思ったことは質問をしていい工務店なのか見極めましょう。

実際に相談をした上で自分にピッタリの会社はどちらかしっかり見極めて

ハウスメーカーと工務店の違いを解説してきましたがどちらもメリットデメリットはあります。自分の建てたい家をしっかりと想像し、どちらの特性にあったものなのかを考えて選んでいきましょう。

展示場や見学会など積極的に参加し、希望に近いハウスメーカーや工務店に相談してみてください。
また、家は経年劣化します。10年後やその先にしなければならないメンテナンスの内容や費用も確認しておきましょう。

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健康住宅株式会社
健康住宅株式会社は福岡県内を中心に年間100棟を超える注文住宅を建てる会社です。 福岡県内で住宅に関わるプロとして、家を建てることを検討している全ての方へ役立つ情報を発信します。