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建売住宅の3つのメリットとデメリットを福岡の住宅のプロが解説

福岡県内で家を建てようと思ったときに、注文住宅にするか建売住宅にするかというのは一番最初に考えるポイントではないでしょうか。

今回は、福岡県内で建売住宅を建てている人はどれほどいるのかという割合と共に、建売住宅のメリットとデメリットについても解説していきます。

データで解説!福岡県内で建売住宅を購入する人はどのくらい?その割合は?

まずは福岡県内で家を購入する人のうち、注文住宅ではなく建売住宅を購入する人の数と割合をデータで見ていきましょう。参考となるデータは住宅金融支援機構が発表している「フラット35利用調査 最新版(2018年版)」です。フラット35は最も一般的な住宅ローンであり、ほとんどの人が借りるため、かなり正確なデータと言えるでしょう。

このデータは土地を持っていない人が2018年に「福岡県内で建てられた家の軒数」と「建売住宅を購入した軒数」を比較しています。(既に土地を持っている人は必ず注文住宅になってしまうので除いています)

土地付き住宅の軒数 建売住宅の軒数
福岡県 1,947軒 461軒
全国合計 39,666軒 17,001軒

福岡県内で新しく建築された1,947軒のうち、建売住宅は461軒、割合でいうと全体の24%と少数派であることがわかります。また、土地を既に持っている人は殆どが注文住宅を建てていますから、そう考えると福岡県内では少数派であるといえるでしょう。

日本全国で見ると、建売住宅は建てられた家39,666軒のうち、17,001軒となり、全体の43%となりました。全国的に見ると、注文住宅のほうが軒数は多いものの、4割は建売住宅を購入しているということがわかります。

建売住宅のメリットとデメリット

それでは、建売住宅についてそのメリットとデメリットを見ていきましょう。

そもそも建売住宅とは、住宅と土地がセットで販売される新築分譲住宅のことです。住宅が完成してから販売される場合や建築中の段階で販売される場合もありますが、どちらにせよ決まった形の住宅を購入する形になります。

まずは建売住宅のメリットから見ていきましょう。

建売住宅の3つのメリット

建売住宅のメリットは大きく3つあると考えています。それぞれを解説していきます。

メリット1:販売価格があらかじめ明示されているのは建売住宅

建売住宅の最大のメリットは、販売価格があらかじめ明示されている点です。建売住宅はその土地も、建物の中身も、その建売住宅の販売者が決定するため、その価格もあらかじめ明示されています。「この家は2500万円。」「こっちの家は3000万円」というわかりやすい値付けがされているため、予算に合わせた家を選びやすいというメリットがあります。

一方、注文住宅はお客様ひとりひとりに合わせたオーダーメイドの家造りになります。そのため、契約段階で概算の価格を知ることができても、それはあくまでも一般的な概算価格であり、その後に具体的な仕様を決めていく中で、その価格は上がったり下がったりすることは避けられません。

これは逆に言うと、仕様を決定していく中で、予算に合わせてコストを調整していけるというメリットでもありますが、検討段階でバシッと価格が決まるのは建売住宅のメリットと言えるでしょう。

メリット2:購入前に住宅をイメージしやすいのは建売住宅

建売住宅は販売される時点において、既に住宅が完成していることも多々あります。また、仮に住宅が完成していなくても、その設計図や導入されるキッチンやお風呂、壁紙などの仕様が決まった状態にあるため、自分たちが将来住むかもしれない家を具体的にイメージすることが出来るのは建売住宅の大きなメリットと言えるでしょう。

一方、注文住宅は契約後に具体的な仕様を細かく決めていき、最終的に完成するのは入居の直前となります。そのため、契約前に自分たちが購入する家を見ることはできません。そのため、完成した形をイメージしづらいというデメリットがあります。

注文住宅を建てる場合は、図面だけではわかりづらい内容が沢山あるため、コンピューターグラフィックス(CG)であったり、立体模型であったりを活用したイメージが湧きやすい工夫をする会社を選ぶ必要があるといえるでしょう。

メリット3:町並みの外観に統一感が出るのは建売住宅

建売住宅は、大きな土地を不動産会社が買い占め、それを小さい区画に分割した上で建売住宅を建てて販売するケースが多いです。そのため、隣の家はもちろんのこと、通りの家全てが「同じ色・同じ形」というようなケースも非常に多いです。

これは街並みに統一感が生まれ、また区画も整理されているため車の往来がスムーズになったりするメリットがあります。

建売住宅の3つのデメリット

次に建売住宅のデメリットを見ていきましょう。

デメリット1:建売住宅は自分の意見を通すことができない

建売住宅とは、自分ではなく、その建売住宅を販売する人が仕様を決めます。そのため、自分や自分の家族の希望を家に反映することは基本的にできません。(建築中の建売住宅であれば、内部の機材の一部の仕様について変更をすることが出来る場合があります。)

もちろん、購入後に改築することで理想の家に近づけることはできますが、割高であったり、また改築できない部分が多々あるのも事実です。

逆に言えば、自分の理想の家が建売で見つかった場合はその建売住宅を購入するべきでしょう。しかし、現実にはなかなか自分の本当の理想の建売住宅を見つけるということは難しい場合が多いと考えています。

デメリット2:建売住宅はすべての設備が平均的になりやすい

それぞれの家庭によってこだわりたいポイントは様々でしょう。キッチン一つをとっても、求めるものは様々です。

  • 料理が大好きな奥様のために、ガスオーブンがあるキッチンが良い。
  • 共働きのご夫婦のため、時短が大切。手入れのしやすいキッチンや食洗機はマスト。
  • 外食が多くキッチンにこだわりがない。できるだけ安くすませたい。
  • 背の低い奥様にとって、通常の台所の天板は高すぎる。少し低いものが良い。
  • 冷蔵庫の横にワインセラーをおきたい。だから、冷蔵庫スペースは通常の倍必要だ。

そしてこれは、キッチンだけではありません。玄関、リビング、寝室、子供部屋、お手洗い、すべての場所において様々なニーズが存在します。

しかし、このような全ての要望を踏まえた上で、建売住宅を作ることは不可能です。そのため、一般的な消費者ニーズに沿った物件を建築せざるを得ないのが建売住宅です。

そのため、全てが平均的な設備になりやすいというデメリットがあります。

デメリット3:没個性的になりやすいのは建売住宅

建売住宅はまとまって建設されることがほとんどです。そのため、隣の家と全く同じ色、形、間取りの建物を購入することになるというのはよくあることです。購入した家は何十年、もしかしたら一生住むかもしれない家となります。それが自分たちらしい家であってほしいと思う人にとっては大きなデメリットとなるでしょう。

建売住宅はメリットもデメリットもあります

この記事では、建売住宅を建てる際のメリットとデメリットについて解説していきました。建売住宅は販売価格が予め明示されており、住む家を実際に見てから決められるというメリットがある一方、自分たちのこだわりの家を作ることができないというデメリットがあります。

一生で一番高い買い物と言われている住宅、ぜひそのメリットとデメリットをしっかりと理解して上で、より良い決断をしていただければと思います。

健康住宅株式会社
健康住宅株式会社は福岡県内を中心に年間100棟を超える注文住宅を建てる会社です。 福岡県内で住宅に関わるプロとして、家を建てることを検討している全ての方へ役立つ情報を発信します。